2012年12月23日日曜日

ぷ~ちゃんを連れてきた日 去年の今日2011年12月23日


昨年のこの日。天皇誕生日。
やはり今日のような、どんよりと灰色の空の天気でした。
休日ですが出勤していました。
同僚と昼休みにいつもの公園に久しぶりに行きました。

ヒカルとのんちゃんの兄弟猫、居るかな?元気かな?なんて話しながら、公園に向かいました。
すると、ちょっと大きくなった子猫と親猫み~ちゃんと一緒にいたので一安心。
子猫はお座りしていました。
近くまでいっても逃げませんでした。

ちゃんと、み~ちゃんも子育てしているんだな、良かった、良かった。
「み~ちゃん、子猫ちゃん、寒いけど元気でね。頑張るんだよ。じゃね。」

そう言って、その場を去ろうとしたとき、お座りしていた子猫が立ち上がりました。
その時、「ギャっ!! 」と声を上げてしまいました。
子猫のおしりから何が出ていました。
何、何!!

まさかウン○が出ているわけでもあるまいし、
ウィンナーのような赤黒いものが7,8センチ位出ていました。
ショックでした。
これは普通ではないな、緊急事態だ!

もう休み時間も残り少なく、戻らなくてはいけませんでしたが、
ヒカルとのんちゃんでお世話になっているアニマルクリニックへ電話してみました。

「なんか、腸が出てしまっている子猫がいるんですけど、、」
みたいなことを言うと、ドクターは
「子猫は、脱腸とかよくあるので、もしよかったら連れてきて、、、」
と言ってくださいました。

気持ち的には、すぐにでも連れて行ってあげたかったのですが、午後の勤務もあるし、
それにもろもろ事情もあるのでどうしようか迷いました。
でも、ここは迷っている場合でもない。
でもとりあえず、午後の勤務どうしよう、、、そんな葛藤もありながら、
結局、早退することにしました。
そして、決断しました。

一度家に帰って、キャリーバッグを持って出直そう、と。
再び公園に着いた時にもし、子猫がいてくれたら保護しよう、と。

職場を後にし、帰り道に前から目をつけていた近所のリサイクルショップでケージを購入。
家に着いたら、すぐにケージを組立て、キャリーバッグとキャットフードを持って公園に向かいました。

時刻は2時15分過ぎ。
小雪が風に舞っていました。

公園のその場所にみ~ちゃんと、子猫がいました。
そしてどこかのおばさんが、み~ちゃんと、子猫の様子を少し前から見ていたようでした。

心配そうな顔をしたおばさんが、
「ちょっと、あんた!さっきからあの親猫が子猫のお尻を何度も舐めているんだけど、、、、」
と説明してくれました。

私はおばさんに子猫を連れて行くことを伝えました。

キャットフードを与えている間に子猫をキャリーに入れようと思います、と伝え
おばさんにも協力してもらいました。
おばさんに親猫のみ~ちゃんにキャットフードを与えてもらいみ~ちゃんが食べている間に
子猫を保護することに。

猫は逃げませんでした。
子猫も暴れることなく、親猫のみ~ちゃんもおとなしく、
本当に簡単にキャリーバッグに入りました。
おばさんにありがとうを言って、
み~ちゃんに見つからないように素早くその場をあとにしました。
おばさんもちょっと安心したようで「良かった、良かった」と言ってくれました。

アニマルクリニックへ行く前にもう一度電話をすると腸を指で入れる方法を
教えてくれましたが、痛々しくて、とてもじゃないけど私には無理でした。

すぐにタクシーでクリニックへ連れて行きました。
先生は診ると、
「こんなに出てしまっているとは、、、。早くて良かった。
遅くなると腸が壊死してしまっただろう、、、」
と言いました。

肛門を巾着のように縫い、
3日位したら抜糸、またしばらく様子をみて出てこないようなら大丈夫。
出てきてしまうようなら手術だと、言われました。

もう、一か、八か、です。
先生に肛門を縫ってもらい帰宅しました。

帰宅するなり、用意したケージの中のトイレの砂の上で息みはじめました。
先ほど見てもらった時に腸閉塞ではないようだし、糞も詰まっていなかったようなのに
砂の感触がそうさせたのでしょうか?
そうこうこうするうちになんと、糸がとれてしまい、また腸が出てきてしまいました。
電話してすぐにすぐに連れて行きました。

今度は強めに縫い縛ってもらい帰宅しました。
今日から今度病院に連れて行く3日間は水とミルクはOK。後は絶食ということになりました。

そういえば、
先生に「飼うんですか」と念を押されました。
ちょっと私は複雑な気持ちでしたが「飼います!」と答えました。

激動の1日でした。

子猫の名前はぷ~ちゃんに。
ちょうどお鼻の横にハチが留まっているようなシミ、けっこう、ぷりぷりぷくぷく太っていて、まるでくまのぷ~さんのぬいぐるみみたいに思えて、「ぷ~ちゃん」と名づけました。

ぷ~ちゃんを膝の上に乗せて、
大丈夫だよ、ぜったい治るからね、、、と言いながら祈るような気持ちで
過ごしました。

抜糸後もハラハラして過ごしましたが大丈夫でした。
ネットでいろいろと猫の病気を調べました。
もし伝染性のものであったらヒカルちゃん、のんちゃんと、別々に暮らさないといけないのか?、など、その場合の覚悟もしていましたが、検便の結果は大丈夫でした。

おかげさまで、
大晦日の夜はヒカルとのんちゃんと一緒に過ごすことが出来ました。
そして新年を迎えることが出来ました。

















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