ヒカルをつれてきてはじめての食事を与えたときの様子 保護時は暗闇の中では、どんな顔かわからなかったけれど、とてもかわいい子でした。 |
okopinです。
ひげねこ3兄妹と暮らし始めました。
ずっと、猫と暮らしたいなぁ、と密かに思っていました。
夜な夜な猫の里親サイトを覗いては、可愛い猫ちゃんをみて、いいなぁ、、、と思っていました。
職場近くの公園である昼休みに出会ったおもしろい顔をした猫が居ました。
擦り寄ってきて、とてもよくなついてくれます。
ほぼ3日、同じくらいの時間にやってきて、どうやら顔を覚えてくれたようでした。
女の子なのに「ひげ」模様のあるその子は、子猫ではないけれどまったりして、理想的な猫でした。
こんな子と一緒に暮らせたらいいなぁ、、と思いました。
ある昼休み公園に行くとまた「ひげ」ちゃんがやってきました。
勝手に「み~ちゃん」と呼ぶとにゃ~ん♪と答えてくれます。
ゴロンと横になったみ~ちゃんのおなかをなでていると、近くに居た猫好きのおばさんがみ~ちゃんをみて、「その子、赤ちゃんを産んだばっかりよ、きっと!」と言いました。
胸の毛並みを良く見てみると、確かにおっぱいが吸われた後のように毛が濡れてかたまっていました。
保護したい気持ちになっていたので、いろいろなことを考えました。
もし本当に赤ちゃんがいたら、み~ちゃんを連れて行くことはできないなぁ、、とか、、、。
そして、兄に話をきいてもらったりして、いろいろなことを考えました。
兄からは、「そんなに本気で猫が飼いたいなら、いくらでもかわいい子猫がいる。広い公園で野良生活が板についた大人の猫を狭いマンションで飼おうとするなんて、無謀だ」と言われました。
確かにそれも一理あるなぁ、と思って、日々が過ぎていきました。
しばらくして、
猫好きの同僚に話してみると、本当に赤ちゃんが居るか見に行ってみよう、という事になり、夕方仕事が終わってから見に行きました。
でもまったく、広い公園のどこにいるのか見当がつきません。
同僚が、「いつもみ~ちゃんが来るところに行ってみたらいいかも、み~ちゃんが来るかもしれないよ」と言い出しました。
一か八か、そうすることにしました。
しばらくすると、50メートルくらい先から猫がこちらに歩いてきました。
思わず、
「み~ちゃん?」
と呼んでみると、にゃ~ん♪と鳴きながら小走りでやってきました。
びっくりしました。
同僚が、「あなた、赤ちゃんがいるんでしょ、ちょっとそこを案内してくれない?」と冗談めいて言いました。するとすたすたと歩き出したのです。
み~ちゃんの後をついていくとなんと、生垣の中に、子猫ちゃんがいたのです!
本当にびっくりしました。
「本当に居た!」
こんなことがあるなんて、、、。
しばらくいろいろと考える日々が続きました。
子猫の野良はカラスに狙われたり、食べ物に苦労したりで生きていくのが大変。死んでしまう場合が多い。これから寒い時期を迎えるし・・・。
そんな話を耳にしました。
子猫のことが気になり始めていました。
ついに『それなら子猫を一匹保護しよう!』という気持ちにまでなっていました。
もうあまり時間はありません。迷っている場合ではない、と思いました。
11月の夜に同僚と保護しに行きました。
保護と言うか捕獲大作戦!といった感じ。
み~ちゃんに連れられておなかを空かした子猫が2匹やってきました。
暗くて顔なんてよく確認できません。危険を感じたのか1匹の子猫は早々に逃げて行ました。
ドライフードで釣ろうと試みました。
同僚が何度も上から洗濯ネットで捕まえようとしますが逃げられます。
でも、よっぽどおなかが空いていたのでしょう。逃げながらもフードを食べようとその場を離れませんでした。
私は、「もう少し食べさせてあげよう、、危険を感じたら逃げてしまうし、もう2度と会えなくなるかも知れないからちょっと様子をみよう」という事を同僚に伝えました。
洗濯ネットはしまってもらって、目の前でフードを食べている子猫を観察しました。
本当に真下にいてすぐに触れる距離です。
私は食べることに夢中になっている子猫の首根っこに手をやりました。
すると、案外簡単に暴れられる事無く捕まえてしまったのです。
捕まえてしまった、と言う感じでした。
バッグに入れてバスに乗り、タクシーを乗り継いで急いで家路につきました。
そんな感じで「ヒカル」を保護しました。
部屋にはいって、バッグから出して、初めてご対面したときのヒカルの顔が忘れられません。
「なんて事してくれたの~?」と言う感じで、悲しみと不安に満ちた顔でした。
とても複雑な気持ちになりましたが、
そこから、子猫たちとの暮らしが始まりました。
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